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- Goto-tomorrowとは
Concept大切な家族・パートナーとして最上級の贈り物を
日本全国にはかつて多くの馬具職人がいました。しかし、時代の流れとともに競馬場が閉鎖され、次々と廃業に追い込まれていきました。強靭な肉体を持つ馬と乗り手を繋ぐ馬具は、極めて堅牢な作りが要求され、この技術は長年の経験で培われるものです。ヨーロッパではカバンと言うものは親子孫三代で使えるカバンと言うのが良い鞄とされています。型くずれしにくく、補修がきき、そして何より頑丈なのがポイントです。ヨーロッパの高級鞄メーカーに馬具出身が多いと言われるのも、馬具作りには長年に渡る「丈夫」で「頑丈」、戦場であっても簡単に修理が出来る道具を作るための技術、経験が蓄積されているからです。技術は手作業だからこそなし得る職人技です。
馬具の技術はもうすでに鞄と言う形で生活に入り込んできました。更に技術・技は違った形で生活の中に入り込めるのではないでしょうか。この職人技を「馬具」ならぬ「犬具」を通じて伝えたいとはじめたのが「Goto!! tomorrow」です。香川県内で唯一残った馬具職人の藤田さん。愛犬家である彼のこだわりは半端ではありません。通常ミシンで済ませる工程をより頑丈にすべく手縫いにしたり、見た目の美しさと被毛への配慮から、首輪の表裏に銀面(革の表面)を用いたりと、高級メゾン顔負けの品質を誇る犬具が完成しました。一本の犬具を通じて、お客様と長く付き合っていきたいと考えています。
工房について
当工房は、香川県高松市にあります。高松市の中心部でひっそりと製品作りに明け暮れています。工房にある大型の機械と言えば型抜き用のプレス、革の厚みを削って調整する機械、工業用ミシンだけです。手狭に思われますが、ほとんどの作業を職人の手と馬具作り用の道具で作り上げるため、これだけのスペースで十分なのです。他、革をストックするための部屋が別に在ります。湿度、温度、紫外線の変化に弱い革を守るため、日が差し込まないよう、ひんやりとした湿度を保たせた、革を守るための部屋です。工房には革犬具を製作するために最適の部屋と、機材と、人が、在るのです。
職人について
職人 藤田オヤジ
大正12年より香川県高松市で馬具店を初めて90年が経とうとしています。
4代目当主として60年間、日々お客様と接しながら商品を作り続けています。
当工房はパターン・裁断・縫製すべてを手作りで行っています。皮の魅力は使いこむことによって生まれる表情です。ひとつの製品を通じでお客様やペットと心が通ったお付き合いができれば嬉しく思います。
職人 藤田ムスコ
この世界に入って早20年。
日々勉強しながらお客様の手元に届く商品を心をこめて作っています。 皮製品はお手入れ次第で長く使って頂けます。
当工房の商品をお客様が満足し長く使って頂いているのを見るときが一番うれしい瞬間です。
今後とも末長いお付き合いをよろしくお願いいたします。